武道精神とスポーツの融合


日本武道協議会の理念


武道は、武士道の伝統に由来する我が国で体系化された武技の修錬による心技一如の運動文化で、柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道を修錬して心技体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、国家、社会の平和と繁栄に寄与する人間形成の道である。(平成20年10月10日制定)

武道精神とスポーツの融合


海外から入ってきたスポーツも、勿論スポーツマンシップに則り行われています。一方、それを普及拡大していくためにはプロ化、ビジネス化は避けられません。そこで勝利至上主義に走りやすく、アマチュアの世界であっても薬物使用などの間違った方向へ進んでしまいがちです。

そこで、日本古来の世界に誇れる文化、武道の精神をスポーツと融合させ、特に青少年の育成スポーツに取り入れ、人間形成を目指す活動が必要となってくるのです。

武道精神からライフスキルへ


しかしながら、急速な社会環境の発展(IT化、SNS社会など)により、コミュニケーションと社会への関わりが大きく変革する中、時代を否定し古い体質に固執することもできません。また、そうしてはいけません。

社会で生きていくためには、ライフスキルの向上、シチズンシップのスキルが必要です。

武道の精神を根本にそれらを育成する…それがこれからの日本の青少年教育です。