9つの声がけ

非認知能力を伸ばす 9つの「声かけ」

1 「いいねそれ!」「一緒にやってみよう!」

2 「こうすればできるんじゃない?」「君ならできる!」

3 「上手にできたね」「これやってみない?」

4 「これ、やるのおもしろそう!」

5 「どうしてケンカになったのかな?」

6 「今、他の人は何をしているかな?」

7 「君はどうおもっているかな?」

8 「大丈夫!」「がんばったね!」

9 言わない言葉:「ダメ!」「早くしなさい」


非認知能力とは

「非認知能力」は、「認知能力」に対比される言葉です。

まず「認知できる能力」とは、数値化できる能力、つまり「IQ(知能指数)」を指します。

そして「非認知能力」とは、IQなどのように数値化できる能力ではなく、数値で測ることのできない「内面的な能力」を指します。

例えば、「やる気」、「最後までやり抜く気概」、「リーダーシップの力」、「協調性」などです。

よく「IQ」と対比される言葉として「EQ」をよく耳にしませんでしたか?

この「EQ」とは「心の知能指数」のことで、具体的には自己認識、感情の自己抑制、共感力、意欲などを指しますが、

実はほかにもこれに付随した言葉があります。

  • SQ(Social Quotient)        : 社会的知能、精神的知能
  • AQ(Adversity Quotient)   逆境指数
  • MQ(Moral Quotient)     : 道徳性知能
  • CQ(Creative Quotient)  : 創造性知能

つまり、EQを始めとした上記すべてが「非認知能力」と呼ばれる能力なのです。

この「非認知能力」という言葉のパイオニアは、ジェームズ・ヘックマンという、2000年にノーベル経済学賞を受賞した教育経済学者です。

「社会的・情動的性質」

具体的には 肉体的・精神的健康、 根気強さ、 注意深さ、 意欲、 自信、 長期的計画を実行する能力、 他人との協働に必要な社会的・感情的制御

1 目標達成において 「やる気がある」
2 「忍耐強い」「自己抑制力がある」
3 「情熱や意志を長期的に維持できる」
4 「創造性がある」
5 社会性において 「リーダーシップがある」「コミュニケーション能力がある」
6 自分自身の状況を理解する能力がある」「協調性がある」
7 「誠実さ・思いやりがある」「道徳心を身につけている」
8 自己確立において 「自信を持って行動できる」「自尊心がある」
9  「逆境に強い」